友日 Ⅴ
友日、わかりにくいのでタイトルに番号を付けました。ちょっとわかりやすくなったかな?
では、友日Ⅴ書きたいと思います。
「里菜・・・。里菜ちゃ・・・。里菜ちゃん!」
前に夢に出てきた美少女が私を呼んでいた。その美少女は前にあった時と同じ、土のような色の洋服、それに、体中に泥がついていて、おせじでも『きれいな格好』と言えないほどの粗末な姿をしていた。
そんな美少女の横にはフードをかぶった女の子・・・。
つばき先輩!!
「知ってるでしょ。お姉さまのこと。」
お姉さま?
「あなたのお姉ちゃんがつばき先輩?」
「もぉー『あなた』じゃなくて咲千絵よ。」
咲千絵ちゃんが頬をふくらませる。
「いったいどういうことー!?」
私はもう、意味が分からなくなっていた。
理解できるのは、これが夢だということだけ。
「まぁ、また今度話すね。いまやっとこの夢の国に連れてきたのにもうすぐ里菜ちゃん、目が覚めてしまいそうだから。」
そう言うと、咲千絵ちゃんが真面目な顔になって、
「1つ言っておくけど、里菜ちゃんはジャスティスにパワーを見せないで。ジャスティスとは、て・・・。」
と言ったけど、そこで夢が途切れてしまった。