私の小説でおもてなし♪ 友日Ⅰ
今日は、私が書いた小説をこのブログにも書きたいと思います。
友日(ゆうひ)
プロローグ
それはきれいな三日月の夜だった。
私は学校から帰った後、急に熱を出して寝込んでいた。
「里~菜ちゃんっ。」
目の前には、そまつな服を着た、私と同じくらいの年の女の子がいた。
「こんにちは。」
ツインテールの髪が横にゆれる。ぱっちりした目は、私をのぞきこんでいた。
「あたし、あなたと会ったこと、あるよ。」
女の子は、小さな口をニコッとさせた。なんかすごい美人だな~。
「いつ会ったの?」
こんな子にはあった記憶がないんだけど・・・・・・。
「そんなことはまた今度。それより私、里菜ちゃんの未来、知ってるよ。」
えっ!?私は首をかしげた。
「里菜ちゃんは、ちょうど一年後に死んじゃうんだよ。」
えっ!?私のかしげた首は固まったまま動かなかった。
「里菜ちゃんは、正義のヒーローになりたいんでしょ。」
あー、これは夢っぽい。だって、こんな恥ずかしい将来の夢、誰にも言ったことないから知ってる人、いないはずだもん。
で、なんで正義のヒーローになりたいかというと、実は私、プリキュアとかすっごいあこがれで、屋根の上をビュンビュン跳んで、悪者をやっつけたいな~って。
まあ、どうせ夢だし、この際言っちゃうか。
「うん。正義のヒーローになりたい。」
「じゃあ、かなえてあげる。」
女の子はそう言い残して、スーッと消えていった。
そして、私も透き通っていて、いつの間にか消えていたのだった。
続きはまた今度♪バイバ~イ!